劇団現代古典主義:THE 4th floor series『マクベス』 2019.4.13㈯ PM14:00 代田橋 劇団現代古典主義アトリエ 暖かく花散らしの風が吹く土曜日の昼下がり、代田橋にある劇団現代古典主義のアトリエに、劇団現代古典主義『マクベス』を観に向かった。 一段高くなった舞台がある他は、舞台装置は何もなく、客席と舞台の間が殆どない程間近い舞台で織り成されたのは、シェイクスピアの4大悲劇のひとつ『マクベス』。 『マクベス』のあらすじを、おさらいしておくと、このような物語。 マクベスは、常々、心の底では王位を望んでいたスコットランドの武将マクベスが、スコットランド王ダンカンに取って代わりスコットランドの王になり、友人の武将バンクォーは、ずっと幸運に恵まれその子孫がおうになるとい...2019.04.18 08:33観劇記
劇団現代古典主義:THE 4th floor series『マクベス』 2019.4.13㈯ PM14:00 代田橋 劇団現代古典主義アトリエ 暖かく花散らしの風が吹く土曜日の昼下がり、代田橋にある劇団現代古典主義のアトリエに、劇団現代古典主義『マクベス』を観に向かった。 一段高くなった舞台がある他は、舞台装置は何もなく、客席と舞台の間が殆どない程間近い舞台で織り成されたのは、シェイクスピアの4大悲劇のひとつ『マクベス』。 『マクベス』のあらすじを、おさらいしておくと、このような物語。 マクベスは、常々、心の底では王位を望んでいたスコットランドの武将マクベスが、スコットランド王ダンカンに取って代わりスコットランドの王になり、友人の武将バンクォーは、ずっと幸運に恵まれその子孫がおうになるとい...2019.04.18 08:33観劇記
ベニバラ兎団:vol.25『ICE CREAM GOOD BYE 完結編』 2019.4.6㈯ PM13:00 新宿LIVE村 折からの風に吹かれて薄紅色の桜吹雪が舞う昼下がり、新宿LIVE村にベニバラ兎団『ICE CREAM GOOD BYE 完結編』を観る為に足を運んだ。 劇場に入り、今回予約していた『アイスクリームSPシート』の前から2列目真ん中列の右手通路寄りの席に着き、目を上げると、細部にまで洒落て美しく煌めいた舞台がある。 タイトルに完結編とあるように、『ICE CREAM GOOD BYE』は、1から完結編の今作まで3作続いているシリーズ物。いつもの様にあらすじを書こうにも、書けばそれだけでかなりの字数を費やす事になりそうなので、今回は、私の書いた感想から、どんな舞台だったのかご想像頂きたい...2019.04.17 06:42観劇記
美輪明宏:『毛皮のマリー』2019.4.4㈭14:30 初台 新国立劇場 中劇場 咲き綻んだ桜が折からの風に吹かれ、薄紅色のに舞う昼下がり、初台にある新国立劇場 中劇場に美輪明宏さんの『毛皮のマリー』を観に向かった。 母の影響からか、物心ついた時から憧れの人、美輪明宏さんのずっと観たかった『毛皮のマリー』を観られる事に胸を轟かせロビーに足を踏み入れると百花繚乱に咲き乱れた美しい花が溢れ、仄かにお香の良い香りが漂っていた。 そのまま、劇場へ入ると劇場内全体に微かにお香の馥郁たる香りの薄衣がふわりと広げられたように薫っていた。舞台が始まる前から、美輪明宏さんの細部にまで心を配った『毛皮のマリー』の世界に包まれていた。 1階席の左側前から15列目通路に...2019.04.16 07:47観劇記
劇団シアターザロケッツ:『両家顔合わせ』 2019.3.30㈯ PM14:00 中野ザ・ポケット 花曇りの土曜日の昼下がり、中野のザ・ポケットに、林 里容さんが出演される劇団シアターザロケッツ『両家顔合わせ』を観に向かった。 劇場に入り、左手真ん中列の丁度真ん中の席に着き目を舞台に転じると、料亭の一室と左手に桜、その下に赤い毛氈を敷いた縁台のある庭がある。 此処は、東京郊外の老舗料亭「にしむら」。従業員の小坂慎之介(井上 貴々さん)は日課の庭の掃き掃除をしているが、雲ひとつない晴天のもと、「にしむら」を営む西村家の次女・桜(大森 美優さん)とその結婚相手、東条蒼史(佐藤 弘樹さん)の家族による両家顔合わせが、この一室で執り行われるため、いつもと違うソワソワ、ピリピリと落ち...2019.04.15 08:20観劇記
演劇集団アクト青山:テアスタ(春)『岸田國士傑作短編選 『紙風船』』 2019.3.24 ㈰ PM13:00 千歳烏山 アクト青山アトリエ 歩くと汗ばむ程の麗らかな晴天の下、演劇集団アクト青山の最後の公演、『岸田國士傑作短編選 『紙風船』』を観に向かった。 アトリエに入り、窓を背にした正面の席に着き、目を転じると、目の前には真ん中に紙風船やけん玉など、雑多のもが溢れた長方形の台とそれをさゆうにはさんだ、畳一畳を敷き座布団を二枚並べた一段高い台、舞台ひだりすみに麦わら帽子を背もたれに掛けた椅子が1客ある。 左の舞台には新婚1年の夫婦、右の舞台には、初老に差し掛かった夫を亡くしたと思われる妻が座っている。 結婚一年目を迎えた若い夫婦の倦怠期の、妻(華奈さん)と夫(高村 賢さん)の微妙なすれ違いを、数十年...2019.04.14 08:17観劇記
演劇集団アクト青山:『岸田國士傑作短編選 『恋愛恐怖病』』 2019.3.22㈮ PM16:00 千歳烏山 アクト青山アトリエ 上衣が要らないほどの温かで、快晴の昼下がり、千歳烏山にある演劇集団アクト青山のアトリエへと、『岸田國士傑作短編選 『恋愛恐怖病』』を観に向かった。 アトリエにはいり、窓を背にした正面の真ん中の席に座ると、目の前に斜めに置かれた木のベンチが一脚と私の目の先斜め前に脱ぎ捨てられた白いサンダルが1足ある。 ある夏の日の夕暮れ時、とある避暑地の海辺の公園でで繰り広げられる、互いに憎からず思っていながら、友人からその先へ進みたいと思っている女と好意を持っていながら、恋愛へと進む事に臆している『カルテU』では男の、『カルテD』で女のもどかしい恋の話。 今回この1つの話を『カル...2019.04.13 06:50観劇記
演劇集団アクト青山:テアスタ(春)『岸田國士傑作短編選 『驟雨』』 2019.3.20㈬ PM16:00 千歳烏山 アクト青山アトリエ 春うららと言うよりも、5月の暑さを思わせる快晴の昼下がり、アクト青山アトリエに演劇集団アクト青山テアスタ(春)『『岸田國士傑作選短編選 『驟雨』』を観る為に、急いだ。 アトリエに入り、右手窓側の真ん中の席に着く。 目の前には、小さい丸いコーヒーテーブルと二脚の猫足の椅子とその斜め前に、橙色の座布団と鉛筆立てと本が数冊立てられ、雑誌が無造作に置かれた文机が乗った、一段高くなった小さな舞台。 此処で織り成されるのは、結婚後数年経った朋子、譲夫婦の元に、新婚旅行中であるはずの妹・恒子が一人で訪ねて来て、突然の訪問に戸惑う姉・朋子に、「わたし、うちへ帰るわ!」と言い放つ所...2019.04.12 06:20観劇記
青蛾館:『毛皮のマリー~オリジナル~』 2019.3.16㈯PM 13:00 東京芸術劇場シアターウェスト 麗らかに暖かいお昼の池袋駅の中を通り、東京芸術劇場シアターウェストへと、演劇集団アクト青山の小西優司さんが出演されていた青蛾館『毛皮のマリー~オリジナル~』を観に足を運んだ。 『毛皮のマリー』と言えば、美輪明宏。美輪明宏の『毛皮のマリー』をずっと観たいと思いつつ、チケットもなかなか取れず未だ観れずにいた舞台。寺山修司の筆になるこの舞台、アングラと言われるものに振り分けられるのだが、あけすけな描写や台詞、動きがあり、話自体も平成も終わろうとしている今でも、刺激も衝撃も強い内容ゆえ、俳優や演出の力量が問われる舞台でもある。 力量のない俳優と演出で上演したら、ただ醜悪で...2019.04.11 06:46観劇記
Alexandrite Stage Produce:『The Great Gatsby In Tokyo~Starlight~』 2019.3.13㈬ PM19:00 DDD青山クロスシアター 昼間は暖かかったものの、夜はまだ肌寒い渋谷をAlexandrite Stage Produce『The Great Gatsby In Tokyo~Starlight~』を観るために、DDD青山クロスシアターへと足を運んだ。 地下への階段を降りるところから、ギャツビーの世界は始まっていた。風に乗って微かに漂う花の香りは、階段に並べられた花からのもの。 階段を降りた入口にはギャツビー邸の執事が、観客をギャツビー邸のパーティーに来たゲストとして出迎えてくれる。『The Great Gatsby In Tokyo』の世界は、開場、開演する前から始まっていた。 受付で、予約を...2019.04.09 06:26観劇記