芸術集団れんこんきすたvol.31:『雲隠れシンフォニエッタ』 2019.3.9㈯ AM11:00 中野 テアトルBONBON 麗らかに晴れた朝、中野にあるテアトルBONBONへと芸術集団れんこんきすた vol.31『雲隠れシンフォニエッタ』を観る為、足を運んだ。 昨年12月に、すぐ隣にある劇場で、芸術集団れんこんきすた vol.30『Gloria』を観たのも11時の回、そして、今回恋組で朝顔の姫宮を演じた美少女さんと朧月夜を演じた早川佳祐さんが出演されていたのも記憶に新しい。 今回のこの『雲隠れシンフォニエッタ』は、頭中将の山中茂樹さんと黒崎翔晴さん以外全て女性が演じる藤組、桐組と光源氏の中川朝子さん以外、姫君たちを全て男性が演じる恋組の3組が、この1つの物語を紡いで行く。どの組にも知ってい...2019.03.23 08:32観劇記
飯田ナオリ朗読劇PLUS:『風曜日シアター9【番外編】』 2019.3.8㈮ PM19:00 渋谷 202 OZギャラリー 54回目の誕生日を迎えたこの日、今年の自分への誕生日プレゼントにと、寒さが緩み始めた3月の暮れゆく空の下、渋谷 202 OZギャラリーへと、飯田ナオリ朗読劇PLUS『風曜日シアター9【番外編】』を観るために足を運んだ。 程なく壊されるという、古いマンションのようなビルの2階の一室に上がり、受付をするとペットボトルの水とお菓子の入ったの黒いキャンパス地のトートバッグを渡され、そこに貴重品などを移し、バッグとコートを預け、3階に上がり、朗読が上演される一室へと入る。 15人程の椅子の置かれた室内は、正面に森の中の小さな教会に迷い込んだ様な美しく、秘めやかな設いが随所に施...2019.03.18 08:30観劇記
ベニバラ兎団 "5" Men's Theater:『UNPIECE』 2019.2.23㈯ PM13:00 コフレリオ新宿シアター 風は強いものの、日向に出れば麗らかに暖かな土曜日の昼下がり、ベニバラ兎団 "5" Men's Theater 『UNPIECE』を観る為に、コフレリオ新宿シアターへと向かった。 劇場に入り、前から3列目真ん中列、左手に通路がある席へ腰を落ち着け、正面の舞台に目を向ける。 舞台右手に真っ白な3人がけのソファーと1人がけのソファーがあり、その前に食べ物や酒がのった木のローテーブル、ソファーから目を上げた斜め先の壁には、ビートルズのレコードジャケットが、かかり、舞台左手の床には虎の皮の敷物がペタリと寝そべり、その横には、電気スタンドを載せた小さなテーブルがある。 ここで開かれ...2019.03.14 06:54観劇記
LIVEDOG:『女優たちのための冬の夜の夢』 2019.2.21㈭ PM14:00 新宿村LIVE うらうらと暖かな昼下がり、新宿村LIVEに、REONさんが出演されるLIVEDOG『女優たちのための冬の夜の夢』を観る為に足を運んだ。 劇場に入り、チケットに示された最前列真ん中の席に着くと、目の前には、屏風のような壁にレースの貼り絵を施したような真っ白な木立ちとその前に白い靄で覆ったような白い3段程のひな壇、舞台の左右に、太く枝先が羊の角のように丸まった真っ白なレースの貼り絵のような木。舞台装置はそれだけ。 妖精の女王ティターニアが、インドの美しい少年を引き取り自分のお小姓として片時も離さずそばに置いていると聞いた、夫の妖精の王オーベロンが、そのお小姓の美しさに執心し、妻ティ...2019.03.12 08:28観劇記
劇団おぼんろ:第17回本公演『ビョードロの森~月色の森で抱きよせて~』 2016.2.16㈯ PM13:00 新宿FACE 冬の合間の麗らかに晴れて暖かな土曜日の昼下がり、歌舞伎町の元新宿コマ劇場があった斜め前にある新宿FACEへと、劇団おぼんろ第17回本公演『ビョードロの森~月色の森で抱きよせて~』を観に向かった。 劇場に入り、左手前から数列目の席に座り、目の前中央に四角い数段高くなった舞台とその右手側に櫓のようなものがあり、その中央の四角いリングのような舞台と繋がって、櫓のようなものがある劇場正面に舞台があり、四角い舞台の左下手に木造の電信柱のような物があり、そちこちに櫓や電信柱には、とりどりの布が旗のように布を巻き付け、ランプの下がった柱が在り、舞台を囲むように配置された客席がある。舞台装置とし...2019.03.11 08:36観劇記
演劇企画ニガヨモギ:常田富士男追悼公演『カンガルー』 2019.2.3㈯ PM12:00 池袋シアターKASSAI 冬の陽射しに温められたとは言え、まだ冷たい風の吹く節分の昼下がり、池袋の駅から池袋シアターKASSAIへと、石橋知泰さんが出演される演劇企画ニガヨモギの常田富士男追悼公演『カンガルー』を観に向かった。 久しぶりの池袋シアターKASSAI 。劇場の中に入り、前から2列目の真ん中通路側の席に座る。目の前に在るのは舞台中央に置かれた一隻の小舟と、舞台右手にある街灯。舞台装置はたったそれだけ。 その削ぎ落とされた空間で紡がれてゆくのはこんな話し。 船出をしようと波止場にやって来たひとりの青年が、乗船手続きをするために船長とおぼしき老人に声をかけるが、カンガルーは船に...2019.03.06 07:00観劇記
Ortensia:第四回公演『朝に死す』 2019.2.2㈯ PM18:00 千歳烏山 演劇集団アクト青山アトリエ 暗くなり始めた夕方の空の下、千歳烏山の駅から演劇集団アクト青山のアトリエへと、小西優司さんと飯田南織さんのユニットOrtensia第四回公演『朝に死す』を観る為に急ぐ。 思えば、去年の丁度2月から、毎月このアトリエにOrtensia、演劇集団アクト青山の公演と足を運ぶようになって丁度1年になる。 まさかこの時、演劇集団アクト青山が3月末で解散するとは思わずにいた。だが、何とはなしに、演劇集団アクト青山のアトリエが移転するのかも知れないとは漠然と感じていた。このアトリエで観る最後のOrtensiaの公演。 アトリエの中に入ると、いつもとは違う舞台の設いに、胸が...2019.03.05 06:40観劇記