Dangerous Box vol.16:『雪華、一片に舞う』 2018.8.18 PM14:30 上野 上野ストアハウス 秋が風に混じった涼やかな土曜日の昼下がり。上野ストアハウスに、DangerousBox『雪華、一片に舞う』を観る為に、足を運んだ。 劇場に入ると、左右に分けて客席があり、その真ん中に舞台へと続く花道がある。舞台の真ん中には、白い箱を2つ並べた机のような物があり、その左右としょうめんに白い箱が椅子のように一脚ずつ置かれており、その後ろに背の高い脚立があり、人形が吊り下げられている。その横には、短い階段があり、それを登りきると椅子が二脚膝突き合わせるように斜めに置かれている。舞台装置はそれだけ。 その空間に描き出されるのは、先週のゆめまち劇場での『大脚色』から、繋がる名探偵小...2018.08.19 13:03観劇記
Dangerous Box:『大脚色』 2018.8.11㈯PM13:00 浅草 ゆめまち劇場でDangerous Box『大脚色』を観た。 今回、この『大脚色』とこの後に上野ハウスで上演される『雪華、一片に舞う』とがどうやら関係するらしい。 この『大脚色』の主人公、木暮一片(こぐれ ひとひら)、次の『雪華、一片に舞う』も木暮一片の話。 膚にベッタリと蒸し暑さが纏つく、土曜日のお昼に、私は、Dangerous Boxの『大脚色』を観る為に、浅草にあるゆめまち劇場に居た。 劇場に入ると、真ん中にランウェイの様に設えられた舞台の両側に、1人がけのテーブル席があり、その後ろに役者が駆け回れる通路分の間を置いて4人がけの席、階段を上がると丁度その4人がけの席の上が二階席になって...2018.08.14 12:45観劇記
Le Matin:『Le Matin‐ル・マタン‐vol.4』 2018.8.5(日)AM:11:00、PM14:00 東中野バニラスタジオで、幻想芸術集団 Les Miroirsの朝霞ルイさんと芸術集団れんこんきすた中川朝子さんのユニットLe Matinの『Le Matin‐ル・マタン‐vol.4』を観て来ました。 この日は、夜に、演劇集団アクト青山の夏の朗読会《参》『怪談集夜曲』を観に行ったのですが、その前に『Le Matin‐ル・マタン‐vol.4』へ。 去年の夏、初めて『Le Matin‐ル・マタン‐vol.2』を観てから病みつきになり、毎回足を運んでいるLe Matin。 今回は何と、Le Matin初の2days公演、計4公演、しかも全て内容が違う。 8/4の夜と8/5の朝の回を予...2018.08.14 06:56観劇記
演劇集団アクト青山:夏の朗読会《参》『怪談集夜曲』② 続いて、8/5(日)の夏の朗読会《参》『怪談集夜曲』について。 この日は、東中野のバニラスタジオで幻想芸術集団 Les Miroirsの朝霞ルイさんと芸術集団れんこんきすたの中川朝子さんのユニットLe Matin『Le Matin‐ル・マタン‐vol.4』の朝11:00とPM14:00の2公演を観た足で、千歳烏山のアクト青山のアトリエへと向かった。 演劇集団アクト青山夏の朗読会《参》『怪談集夜曲』の千穐楽で最後の回は、一番聴きたかった小西優司さんの『四谷怪談』から始まった。 この日は、前日とうって変わり、霊感などないにも関わらず、何となく空気が違った。ずっと膚に纏つく蒸し暑さが部屋に漂い、朗読者の座る畳の四隅に盛り塩がしてあるにも...2018.08.14 03:57観劇記
演劇集団アクト青山☆夏の朗読会《参》『怪談集夜曲』① 2018.8.4(土)PM20:00、8.5(日)PM20:00千歳烏山にあるアクト青山のアトリエで、演劇集団アクト青山の夏の朗読会《参》『怪談集夜曲』を観た。 各回3演目、小泉八雲の『怪談』の朗読の6作品観た中で、特に心に残った朗読について書こうと思う。 先ずは、8/4のおこのぎ ふみこさんの『キクの呪い』。 この日は、朝からアクシデント続きの父の49日法要を済ませた足で、夏の朗読会《参》『怪談集夜曲』に向かった。 49日法要の日の夜に、小泉八雲の『怪談集』の朗読という一生の間にさえ、遭遇する事などそうない状況で聴く朗読。 アクト青山のアトリエに入ってすぐ左の壁には女面の能面、席に着くと目の前に上方落語で使われるような小机があり...2018.08.13 11:00観劇記