OuBaiTo-Ri&ワニズホール提携企画:『イエドロの落語2018』 3連休の初日、地元の気温が36℃を記録した風のない土曜日、劇団おぼんろのさひがし ジュンペイさん、わかばやし めぐみさんのユニットOuBaiTo-Riが2年ぶりに『イエドロの落語』を上演すると聞き、新中野にあるワニズホールに、OuBaiTo-Riプロデュース&ワニズホール提携企画『イエドロの落語2018』を観に行って来ました。 私事ではありますが、先月18日、父がなくなり、今月は、観劇レポートのお仕事の演劇集団アクト青山テアスタ(夏)『輸血』とこの『イエドロの落語2018』を除いて、観劇を控えようと思っていました。 それほどに、OuBaiTo-Riの『イエドロの落語』は、面白い。 今回は、『死神』『猫の皿』『ケチの極意』『江島騒動...2018.07.16 07:55観劇記
演劇集団アクト青山:テアスタ(夏)『輸血』追記 お風呂にとぷんと浸かっていた時、ふと、演劇集団アクト青山、テアスタ(夏)『輸血』の事が頭を過り、血の繋がりだけが、家族だろうか?そう思った時、はたと思いついた事があった。 この『輸血』は、ちらりと調べたところ戦後に書かれた戯曲である事から、戦争の尻尾がこの作品に投影されているとするなら、何故か居る小西優司さんの飛行士は、戦闘機の飛行士でもあったのではないか、飛行士が自分が操縦した飛行機はよく墜落したというのは、その事も踏まえての事だったのではないかということもあるのではないかということと、血の繋がりがだけが家族なのかという事へ思いが飛んだ。 子どもとはぐれる、若しくは子どもの身の安全等を思い子どもを中国人に託し、残して来た残留孤児...2018.07.09 06:06観劇記
演劇集団アクト青山:テアスタ(夏)『輸血』 連日の猛暑が束の間和らいだ、昨日のお昼に、千歳烏山にあるアクト青山のアトリエで、先日、観劇レポートを書かせて頂いた演劇集団アクト青山テアスタ(夏)『輸血』を観て来ました。 ちょうど、一週間前の土曜日の夜、『輸血』の通し稽古を拝見して、観劇レポートを書いたその一週間後の今度はお昼に、通し稽古の時と同じ役者さん、同じ配役で観たテアスタ(夏)『輸血』の公演。 今回、チームA型とチームB型、一部役者と配役を変えて2つのチームで上演される、坂口安吾が生涯でたった二本書いた芝居のひとつ、『輸血』を演劇集団アクト青山主宰の小西優司さんの演出で、織り成す家族の話。 A型の私が観たのは、チームB型。 内容や通し稽古を観て感じた感想や思い、感じた事は...2018.07.07 15:04観劇記
演劇集団アクト青山:テアスタ(夏)『輸血』 2018.6.30㈯ 18時 千歳烏山 アクト青山 演劇集団アクト青山主宰の小西優司さんから、7/4㈬~7/8(日)まで上演するテアスタ(夏)『輸血』の観劇ブログ執筆の依頼を受け、アクト青山で通し稽古を観た。 床の数ヶ所に、微妙な距離を置き、1畳~2畳の畳が敷かれ、それぞれに卓袱台や火鉢、柿の種の皿や湯呑み、座布団が1枚っきり敷かれていたり、1段上がった所に敷かれた畳には、酒瓶が所狭しと置かれており、その部隊装置をコの字に囲むように客席が設えられている。 将棋盤を持った男が入って来て、駒を並べ終えると将棋を打ち始めた所に、1人の青年が入って来て、虚ろな目を斜め上空に向け、暫し無言でぼんやりと見上げた後、壁に向けて置かれた座布団に膝...2018.07.02 05:48観劇記観劇レポート