『結婚』
見果てぬ夢を
追いかけて
終わりのない
道を歩き続けるように
来た道を戻るには
遠く
見えない終着点を
目指すには
遠いとも近いとも言えず
旅の途中で
佇む夢追人のように
揺れながら
惑いながら
それでも見たい
景色のために
諦めては求め
求めては諦めてを
繰り返しながら
本能に導かれ
歩いてゆく
誰かと共に
歩いてゆくこと
共に暮らすと言うことは
そういうことだから
一度繋ぎ合った
手は話さないこと
それがふたりで
生きるということ
詩:麻美 雪
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