Photo詩:『紫陽花』

『紫陽花』

 忘れないで下さい

 私のことを

 華やかでも

 艶やかでもないけれど

 あなたのことを

 そっと見ていた

 私のことを

 記憶の果ての

 隅でいい

 哀しいほどに

 淡くて

 仄かに色づいた

 想いをこの身に

 秘めていた

 私が居たと

 いうことを

詩:麻美 雪
 

麻美 雪♥言ノ葉の庭

昼は派遣社員として仕事をしながら、麻美 雪としてフリーのライター、作家をしています。麻美 雪の詩、photo short story、本や音楽、舞台など好きなものについて、言葉や作品を綴っております。

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