年の瀬、麗らかな年末年始休暇の初日、美容室に行き、劇団おぼんろの公演や末原拓馬さんの単独公演などを観に行って仲良くなった友人とゆっくり食事をした後、吉祥寺STAR PINE'S CAFEで、末原拓馬さんの『2017年を忘れないための会』を観て参りました。
この日は、シンポジウム風に、劇団おぼんろと末原拓馬さんの1年間の活動を振り返りつつ、舞台の裏話やあんなこと、こんなことを歌を挟みつつ話したり、昨年の夏、伊豆でその土地の子供たちを集めて紡ぎ上演した『野良の方舟』や、昨年末おぼんろを退団した藤井としもりさんの劇団おぼんろ最後の舞台、『キャガプシー』の映像を少し流したり、おぼんろのさひがし ジュンペイさんとわかばや しめぐみさんが舞台に上がり、昨年1月にさひがしさんプロデュースのOuBaiTo-Ri『グレートフル・グレープフルーツ』のことや、OuBaiTo-Riのテーマを歌ったり、拓馬さんの朗読ありと盛りだくさんの楽しい会。
ギタリストの父、末原康志さんとの共演もあったり、終始笑いっぱなしの楽しい時間と空気の流れる会でした。
けれど、やはり、ほんのりと藤井としもりさんの退団した寂しさが漂う空気の中に感じもしたり。
だからと言って、しんみり重たい空気にはならず、2018年の劇団おぼんろの公演スケジュールや拓馬さんの舞台の予定なども発表され、立ち止まることなく、前に進み、新たな楽しい目論みに向って進むおぼんろと拓馬さんの思いが温かく伝わって来た。
1年に囚われることは無いけれど、この1年をかけて紡いできた日々、経験し、体験し、感じ、考えた事と時間を全て忘れ去るのではなく、それさえも絡め取られることなく引き摺り、大切に抱ながら2018年を生きて行くのもいいじゃないか。
そんなワクワクした気持ちになった、年の瀬にお腹の底から沢山笑って、これからも変わらず、劇団おぼんろと末原拓馬さんを応援し、観続けて行きたいと思った最高に楽しい会でした。
文:麻美 雪
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