詩:『結婚』

 『結婚』


 見果てぬ夢を

 追いかけて

 終わりのない

 道を歩き続けるように

 来た道を戻るには

 遠く

 見えない終着点を

 目指すには

 遠いとも近いとも言えず

 旅の途中で

 佇む夢追人のように

 揺れながら

 惑いながら 

 それでも見たい

 景色のために

 諦めては求め

 求めては諦めてを

 繰り返しながら

 本能に導かれ

 歩いてゆく

 誰かと共に

 歩いてゆくこと

 共に暮らすと言うことは

 そういうことだから

 一度繋ぎ合った

 手は話さないこと

 それがふたりで

 生きるということ


詩:麻美 雪

 

 

麻美 雪♥言ノ葉の庭

昼は派遣社員として仕事をしながら、麻美 雪としてフリーのライター、作家をしています。麻美 雪の詩、photo short story、本や音楽、舞台など好きなものについて、言葉や作品を綴っております。

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